スレートの屋根に住んでいる倉敷市の方必見!!
こんにちは。
倉敷市の屋根工事・雨漏り・防災専門店のやねドックです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
屋根のメンテナンスを検討されている方で、「自宅の屋根は塗装できるのだろうか?」「ノンアスベストのスレート屋根って聞くけど、何に注意すればいいの?」といった疑問や不安をお持ちではないでしょうか?特に倉敷市にお住まいで、築年数が15年から25年程度のお宅の場合、屋根材の選択肢には注意が必要です。なぜなら、この時期に建てられた住宅には、耐久性に問題を抱えるノンアスベストのスレート屋根材(通称「ノンアス屋根」)が使用されている可能性が非常に高いからです。

この記事では、ノンアスベストのスレート屋根の特徴や、屋根塗装メンテナンスを行う際の深刻なリスク、そして倉敷市で適切な屋根修理方法について、プロの視点から具体的な製品名や症状を交えながら詳しく解説します。
この記事を読むことで、ご自宅の屋根材がノンアス屋根かどうかを判断するヒントや、倉敷市での屋根修理を検討する際に失敗しないための具体的な知識、そしてご自宅の屋根に最適なメンテナンス方法が分かります。
屋根塗装・外壁塗装を検討中の方、特に築15年~25年程度で屋根の劣化が気になり始めた方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ノンアスのスレート屋根ってなに!?その種類と倉敷市での注意点
ノンアスベストのスレート屋根、通称「ノンアス屋根」とは、2004年に建築資材へのアスベスト(石綿)の使用が全面禁止されたことを受け、1990年代半ばから2000年代半ば頃に製造・販売されていたアスベストを含まないスレート屋根材のことを指します。アスベストは高い強度と耐久性を持っていましたが、健康被害が問題となり使用が禁止されました。しかし、代替品として登場した初期のノンアス屋根材は、強度を出すための技術が未成熟だったため、耐久性に問題を抱える製品が多く存在します。これらの屋根材は、倉敷市内の住宅にも数多く使用されており、適切な屋根修理の選択を誤ると、無駄な出費や雨漏りといった大きなリスクにつながります。
特に塗装が難しいノンアスベストのスレート屋根材の製品名

初期のノンアスベストのスレート屋根材の中でも、特に耐久性が低く、屋根塗装が推奨されない代表的な製品名を知っておくことが、倉敷市で屋根修理を検討する上で重要です。ご自宅の築年数が該当する場合は、建築時の図面などで屋根材の製品名を確認しましょう。
①パミール(ニチハ)
ニチハから1996年〜2008年に製造・販売されていたスレート屋根材です。最大の特徴は、層状剥離(ミルフィーユのように屋根材の層が剥がれる現象)が発生することです。劣化が進行すると非常に脆くなり、塗装をしてもすぐに下地ごと剥がれてしまうため、屋根塗装は不可能とされています。パミールが使用されている倉敷市の住宅では、塗装ではなく「カバー工法」か「葺き替え」による屋根修理が必須となります。
②コロニアルNEO(クボタ/現:ケイミュー)
クボタ(現:ケイミュー)が2001年頃に販売していた製品で、アスベストを含まないスレート屋根材です。この屋根材は、無数のひび割れや大きな欠けが発生しやすいという不具合があり、現在では製造が中止されています。倉敷市の現場では、点検のため屋根上を歩いただけで割れてしまうほど脆くなっているケースも多く、高圧洗浄や塗装作業による破損リスクが極めて高いです。「~NEO」という名称を持つ同時期のケイミュー製品(グリシェイドNEOなど)にも注意が必要です。
③レサス・シルバス(松下電工/現:ケイミュー)
松下電工(現:ケイミュー)から1999年頃に製造・販売されていたノンアスベストのスレート屋根材です。コロニアルNEOと同様に強度が低く、細かなひび割れや扇状の割れ、反りといった劣化症状が多く報告されています。倉敷市のお客様の中には、塗装後わずか数年で再び割れや欠けが目立つようになったという事例も確認されており、塗装メンテナンスは適さない屋根材の一つです。
ノンアススレート屋根材の寿命と塗装で失敗しないためのポイント
一般的なアスベスト含有のスレート屋根材の寿命が30年〜40年程度であったのに対し、初期のノンアスベストのスレート屋根材は、その耐久性の問題から寿命が10年〜20年程度と大幅に短い傾向にあります。これは、倉敷市で屋根修理を考える上で非常に重要な事実です。屋根材そのものが寿命を迎えている場合、表面に塗装を施しても建材の根本的な弱さを解決することはできません。そのため、塗装の目的である「屋根の耐久性向上」を果たすことができず、費用が無駄になるリスクが高まります。
塗装が意味をなさない二つの大きなリスク
ノンアスベストのスレート屋根に塗装を施すことは、倉敷市での屋根修理において最も避けるべき選択肢の一つです。ここでは、なぜ塗装が推奨できないのか、具体的なリスクと、もし塗装を強行した場合にかかる無駄な費用について解説します。
①塗装しても剥離する「層間剥離」のリスク
先に挙げた「パミール」などに代表される層間剥離は、塗装によるメンテナンスを無意味にする最大の原因です。屋根材自体が劣化し、内部から剥がれ落ちる現象であるため、塗装で表面をコーティングしても、下地の剥離と共に塗膜も一緒に剥がれ落ちてしまいます。私の倉敷市での実体験として、他社でノンアスベストのスレート屋根に塗装をされたお客様から「2年で塗膜がフケのように剥がれてきた」というご相談を数多く受けています。倉敷市の標準的な屋根塗装の費用は、足場代を含めると約40万円から80万円程度が相場ですが、この費用が数年で無駄になるリスクがあるのです。
②高圧洗浄や作業時の屋根材破損リスク
屋根塗装を行う前には、古い塗膜や苔などを除去するために高圧洗浄を必ず行います。しかし、ノンアスベストのスレート屋根材は非常に脆く、高圧洗浄の強い水圧に耐えられず、新たなひび割れや欠けが発生するリスクがあります。さらに、塗装作業のために職人が屋根上を歩く際にも、もろくなった屋根材を踏み割ってしまう可能性が非常に高く、塗装を終えた後に割れた箇所が増えていたという事態も起こり得ます。このリスクを避けるためにも、倉敷市で信頼できる屋根修理業者に診断を依頼することが不可欠です。
倉敷市でノンアス屋根の適切な屋根修理方法
ノンアスベストのスレート屋根は、塗装が難しいことから、「葺き替え」または「カバー工法」といった、屋根材そのものを新しくする抜本的な屋根修理が推奨されます。これらの工法は初期費用はかかりますが、屋根の寿命を大幅に延ばし、将来的なメンテナンス費用を抑えることにつながります。倉敷市の専門業者として、お客様の住宅の状態と予算に合わせた最適な屋根修理方法を提案しています。
長寿命化を実現する二つの工法
倉敷市でノンアスベストのスレート屋根の屋根修理を行う場合、次の二つの工法が主流となります。
①屋根カバー工法(重ね葺き)
既存のノンアスベストのスレート屋根材を撤去せず、その上から軽量で耐久性の高い新しい金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)を重ねて施工する工法です。既存の屋根材の撤去費用や廃材処理費用がかからないため、「葺き替え」よりも工期が短く、比較的安価に施工できるのがメリットです。屋根が二重になるため、断熱性や遮音性も向上します。ただし、既存の屋根の下地(野地板など)が極端に傷んでいる場合は施工できないため、事前の徹底的な診断が必要です。
②屋根葺き替え工法
既存のノンアスベストのスレート屋根材をすべて撤去し、下地(野地板や防水シート)から新しく作り直して新しい屋根材を設置する工法です。初期費用は高くなりますが、雨漏りの原因となる下地の劣化も完全に解消できるため、屋根の耐久性を新築時同等に回復させることができます。層間剥離が激しい「パミール」などの屋根材で、屋根材そのものの寿命が尽きている場合や、雨漏りが発生している場合は、この葺き替え工法が最も確実で安全な屋根修理方法となります。

まとめ
1990年代半ばから2000年代半ばにかけて製造されたノンアスベストのスレート屋根材は、特に「パミール」「コロニアルNEO」などに代表されるように、層間剥離やひび割れといった深刻な劣化症状を抱えるリスクがあります。倉敷市内で築年数が該当するお宅は、これらのノンアス屋根材に対し安易な屋根塗装を選択すると、早期に塗膜が剥離し、数十万円という費用が無駄になるリスクを負うことになります。ご自宅の屋根が初期のノンアス屋根材である可能性がある場合は、まずは専門家による正確な診断を受け、「屋根カバー工法」や「屋根葺き替え工法」といった、屋根の寿命を延ばす抜本的な屋根修理を選択することが、長期的には最も経済的で安全な方法です。
倉敷市で屋根修理・屋根塗装をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!
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