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皆さんのお家の瓦は!?

屋根修理豆知識

2025.07.30 (Wed) 更新

こんにちは。 倉敷市の屋根工事・雨漏り・防災専門店のやねドックです!

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、皆様が住んでいるお家に付いている瓦について書かせてもらいます!!

自分のお家にはどんな瓦が付いているのか?

またはこれから屋根工事、屋根修理をご検討されている方是非最後まで読んでいってください!

瓦は、主に建物の屋根を覆うために使われる建材です。耐久性や機能性に優れ、日本の伝統建築から現代建築まで幅広く用いられています。


瓦の主な役割

瓦には、建物を風雨や日差しから守るだけでなく、以下のような重要な役割があります。

  • 防水性・水はけ: 瓦の形状や重ね方によって雨水が内部に浸入するのを防ぎ、効率よく排水します。

  • 耐火性: 粘土などを高温で焼き固めて作られているため、火災の延焼を防ぐ効果があります。特に江戸時代には、火事対策として瓦葺きが奨励されました。

  • 耐久性: 高温で焼成されているため、非常に頑丈で、種類によっては50年〜100年以上の耐用年数を持つものもあります。

  • 遮音性: 瓦の重さや厚みがあるため、雨音や外部の騒音を軽減し、室内を静かに保つ効果があります。

  • 断熱効果: 瓦と屋根下地の間に空気層ができるため、夏は熱がこもりにくく、冬は熱が逃げにくい断熱効果があります。これにより、室内の温度上昇を抑え、省エネにも貢献します。

  • 美観・デザイン性: 瓦の形状や色、並べ方によって、建物に独特の美しさと風格を与えます。特に日本の伝統的な家屋や寺社仏閣では、瓦が重要なデザイン要素となっています。

  なんとなく眺めている瓦ですが、こんなにも色々な役割があります!!


瓦の種類

瓦には様々な種類があり、素材や形状、用途によって分類されます。

素材による分類

  • 粘土瓦(陶器瓦、いぶし瓦など):

    • 粘土を成形し、高温で焼き固めた伝統的な瓦です。

    • 釉薬を使用するもの(釉薬瓦・陶器瓦)と、使用しないもの(無釉瓦・いぶし瓦・素焼き瓦)があります。

    • **三州瓦(愛知県)、石州瓦(島根県)、淡路瓦(兵庫県)**は「日本三大瓦」と呼ばれ、それぞれ特徴的な瓦を生産しています。

    • 耐久性が高く、色褪せしにくいのが特徴です。

  • セメント瓦・コンクリート瓦

セメントと砂などを混ぜて作られた瓦で、比較的安価で、多様な形状があります。

粘土瓦に比べて吸水性があり、定期的な塗装メンテナンスが必要です。現在ではあまり製造されていません。

  • 金属瓦:

  銅や鉄、アルミなどの金属板を瓦の形に加工したものです。

  軽量で、耐震性や施工性に優れます。

  近年ではチタンを主原料とした高耐久性のものもあります。       

  • ガラス瓦:

  採光を目的として使用されることがあります。

  形状による分類

   和瓦: 穏やかな曲線が特徴で、日本の伝統的な建築によく用いられます(J形瓦など)。

   桟瓦(さんがわら): 屋根面の大部分を占める基本的な瓦。

   軒瓦(のきがわら): 軒先に使われ、雨水を流す役割を担います。装飾的なものも多いです。

   袖瓦(そでがわら): 破風(けらば)部分に使われ、雨水が内側に流れ込むのを防ぎます。

   鬼瓦(おにがわら): 棟の先端に設置され、雨の侵入を防ぐとともに魔除けの意味も持ちます。

   冠瓦(かんむりがわら): 棟の頂部に設置され、雨仕舞いの役割をします。

  • 洋瓦:

   平板瓦(F形瓦): 屋根面がフラットに仕上がり、シャープな印象を与えます。

           太陽光パネルの設置がしやすいのも特徴です。

   S形瓦: 波打つようなS字の形状が特徴で、洋風建築によく合います。

皆様のお家はどんな瓦がついてますか?お隣さんの屋根を見てみても新しい発見があるかもしれませんね!


瓦の歴史

瓦はもともと中国から伝来した建材で、日本では飛鳥時代(6世紀後半)に百済から「瓦博士」が渡来し、仏教寺院の建設とともに使われ始めました。『日本書紀』には、西暦588年に飛鳥寺で初めて瓦が使用されたという記述があります。

当初は寺院や宮殿などの特別な建物に限られていましたが、江戸時代には火災対策として武家屋敷などで瓦葺きが推奨され、一般の庶民にも普及し始めました。特に江戸時代に発明された「桟瓦」は、丸瓦と平瓦を一体化させたもので、瓦の軽量化と施工の効率化に貢献し、普及を大きく後押ししました。

 


  1. 瓦の製造方法
  2. 粘土瓦の製造工程は、主に以下のようになります。
  3. 原土の準備: 良質な粘土や砂などを配合します。

  4. 混練: 配合した土を練り合わせ、真空状態にして空気を抜き、板状に押し出します。

  5. 成形: 瓦の形にプレスして成形します。

  6. 乾燥: 割れやねじれを防ぐために、ゆっくりと乾燥させます。

  7. 焼成: 窯に入れ、約1200度などの高温で焼き上げます。いぶし瓦の場合は、焼成後にいぶす工程が入ります。

  8. 検査: 焼き上がった瓦に傷や割れ、歪みがないか確認します。


瓦のメリット・デメリット

メリット

  • 高い耐久性: 他の屋根材と比べて非常に長く持ちます。

  • 優れた機能性: 防水性、耐火性、遮音性、断熱性に優れています。

  • メンテナンスフリー(粘土瓦): 粘土瓦は基本的に塗装が不要で、塗り替えのメンテナンス費用がかかりません。

  • 美しい景観: 日本の風土に合った独特の美しさがあります。

デメリット

  • 初期費用が高い: 他の屋根材に比べて、初期の導入コストが高くなる傾向があります。

  • 重量がある: 建物にかかる重量が大きいため、耐震性を考慮した構造設計が必要です。ただし、現代の瓦は軽量化が進んでいます。

  • 割れ・ずれの可能性: 強い衝撃や地震などで瓦が割れたりずれたりする可能性があります。


瓦のメンテナンス

粘土瓦は耐久性が高いですが、全くメンテナンスが不要というわけではありません。

定期的な点検と必要に応じた補修が大切です。

  • 瓦の交換: 割れたりずれたりした瓦は、雨漏りの原因となるため交換が必要です。

  • 漆喰(しっくい)の補修: 棟瓦の下に塗られている漆喰は、経年でひび割れや剥がれが生じることがあります。

  • 棟瓦の積み直し: 棟瓦が歪んだり崩れたりした場合は、積み直しが必要です。

  • 葺き直し: 瓦自体に問題がなくても、屋根の下地が傷んでいる場合に、瓦を一度取り外して下地を補修し、再び瓦を葺く工事です。


まとめ

 

屋根修理、屋根工事は10年から15年に一回は必要です。今のご時世お家を長く使いたい方は増えています。

これから台風シーズンになりますのでその前に自分の家の屋根を見て瓦が割れている、瓦がズレている方は、

倉敷市で屋根塗装・屋根修理ならやねドックおまかせください!

どんなことでもまずはご相談ください!!

瓦はその機能性と美しさから、日本の建築には欠かせない存在です。ご自宅の屋根材を選ぶ際や、既存の屋根のメンテナンスを検討される際の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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